オーストラリア渡航前

6月からワーキングホリデーでオーストラリアに渡航します。
そのため、渡航前に必要な準備をおこなっていました。

手続き関係

①住民票を抜く
 とりあえず、1年で帰国する予定ではあるものの、住民票を抜いてしまえば、渡航中に発生する住民税や健康保険、年金等が免除されるので、役所で手続きしてきました。この時、マイナンバーが回収されますが、最近になって手続きを踏めば、手元に残せるようになりました。いずれにしても、この時点でマイナンバーは効力を失う(残す選択肢をした場合でも、マイナンバーに「海外転出」と記載され、以降は使用することができません)ため、おこなうタイミングには注意が必要です。

②年金①の手続きを踏んだ場合、自動的に渡航中の年金の支払いも免除になるのですが、渡航中も継続して年金を払い続けたい場合は、役所で手続きをすれば任意継続することができます。なお、渡航中は「カラ期間」となり、いわゆる追納することはできないので、注意が必要です。

③税金
 確定申告時に国外にいる場合、代理人を立てて、代わりに税金を払ってもらえる制度があります。事前に家族等に相談し、税務署で手続きをすれば大丈夫です。①の手続き前は、「マイナンバーがあれば、e-Taxを使ってオーストラリアから確定申告ができるのでは?」と思ったりもしましたが、前述した通り、①の時点でマイナンバーが効力を失効し、スマホで読み込みができないので、代理人を立てるのが1番安全だと思います。

④選挙
 役所の選挙管理委員会、もしくはインターネットから在外選挙人の手続きを踏めば、国政選挙に限り、海外の領事館で投票することができます。ちょうど今夏に、参院選が行われる予定のため、手続きをしようと思いましたが、「住民票に記載されている住所に3ヶ月以上居住していること」という条件に引っ掛かり(現住所に引越ししたばかりでした)、今回の国政選挙は見送ることになりました。

⑤証券
 とても面倒でした。結論から言うと、一部を除いて1年以上の国外転出の場合は、NISA、iDeCoともに継続することができません。
 ネット証券では、事前に出国手続きを踏めば、5年間はNISAを継続できるといった記載がされている会社もありますが、これは「海外赴任などの止むを得ない場合」のみに適用されるようで、留学やワーキングホリデーなどの自分の意思で海外に転出する場合は対象外になります。
 もし、1年以上帰国せず、NISA口座も閉じていない場合は、強制的に一般口座もしくは、特定口座に移管されます。(つまり、課税される)
 一方、iDeCoは既定年齢まで引き出しできない制度なので、海外転出して1年を超えると「運用指図者」となり、既存の資産のみを運用することができます。

 

ワーホリ関係

①パスポート
 ワーホリに行くと決まったら、まず初めに取得するべきものです。早めに取ってしまいましょう。

②VISA
 オンライン申請で取得できます。取得にあたって、オーストラリアの場合は、費用が50,000円ほどかかりますが、偽サイトが多いらしいので、注意してください。私の場合、申請してからものの10分ほどで、VISAが下りました。

③保険
 これはかなり悩みました。1番手厚いのは、日本の保険ですが、いかんせん値段が高い…。調べた範囲では、どこの会社も1年間で軽く20万は超えてきます。
 一方、現地の保険は、保証が日本のものよりも劣る反面、値段が半額以下になります。私が検討したのは、オーストラリアの国の制度であるOVHCと、ニュージーランドの会社がやっているユニケア保険でした。
 日本は生命保険的な要素、現地は医療的な要素で、それぞれに特色のある内容になっている印象を受けました。悩んだ末、今回はユニケア保険にしましたが、ここについては、後日もう少し詳しく説明しようと思います。

④国際免許
 免許持ちの方は、作っていくと良いと思います。各都道府県の運転免許試験場で簡単に取得できます。
 日本の運転免許を持っていけば、向こうで切り替えもできるのですが、あちらは書類関係が大変そうです。とりあえず、国際免許を持って行って、必要なら切り替えるくらいの心持ちで良いかと思います。

⑤wise
 渡航後に、現地の銀行口座を作る予定ですが、このwiseというインターネット口座?を作っておけば、安い手数料で日本円を現地の銀行口座に振り込みすることができます。
 私は時間的に届くか微妙だったので、まだ作っていませんが、時間がある方は、物理型のデビットカード(現地の通貨を引き出せる)を作っておくと良いと思います。

 

 ざっと書いてみましたが、手続きそのものよりも、それぞれの制度をしっかりと理解することが大変でした。

 手続きをしていて思ったのですが、税金を払わない国外転出者にとって、色々と不利になる事柄が多いですね(当たり前ですが…)。

 今回に関しては大丈夫ですが、NISAに関しては、もう少し緩和して欲しい…。折角、積み立ててきたものが、課税されるなんて悲しすぎます。有識者の方で、もっと良い方法をご存知の方がいたら、ご教示願います。

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